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キャプションがない!?

島根県立石見美術館では、アメリア・アレナス(元ニューヨーク近代美術館教育部講師)をゲスト・キュレーターに迎え、「mite!ね。しまね」展を開催します。「顔」「人間関係」「自然」などのテーマを設けて選んだ作品約90点を、アレナスの提唱する「対話による鑑賞」に適した環境で展示します。これは、「よく見て、考え、話すことからアートは生み出される」というアレナスの考えから発想された鑑賞方法です。グループで作品を囲み、対話を重ねながら鑑賞をすすめることにより、体験した人たちの言語活動を充実させるなど、多くの成果が報告されています。美術に関する知識や、作品の情報をよりどころにするのではなく、鑑賞者が作品そのものと出会い、向き合う機会となることを願って、本展では作家名や作品名などを記したキャプションをあえてつけずに作品を展示します。
また本展は、昨年度開催の「島根県立美術館名品展」に続き、島根県立美術館のコレクションを島根県立石見美術館で展覧する機会ともなっています。去年とは違う展示方法により、コレクションの新たな魅力を見出していただければ幸いです。
まずは作品をよくmite(みて)!そこからはじめましょう。

 

The Iwami Art Museum and guest curator, Amelia Arenas (former Content Coordinator, Education Department, The Museum of Modern Art), present "mite!-ne Shimane." The exhibition introduces approximately ninety works, grouped into thematic clusters such as "Identity," "Relationships" and "Nature." The works are installed and displayed to encourage Arenas’ interactive approach to art: the idea that art takes place when an artwork is carefully looked at and thought about, especially when this experience is shared with others.

When people look at an art work, enjoying lively conversations around it, they also grow personally, developing an array of abilities including their communication skills. This exhibition hopes to offer the audience a chance to discover a personal bond with art, free from external information. For that reason, there are no labels or captions about next to the works.
In addition, "mite!-ne Shimane" provides an opportunity to introduce the Collection of the Shimane Art Museum at the Iwami Art Museum, following the "Masterpieces of Shimane" exhibition held last year. We hope visitors will enjoy the Collection anew under this alternative approach.

 

《アレナスからのメッセージ》
アートとは鮮やかに彩られたカンヴァスでも、美しく刻まれた彫刻でもありません。作品と人々が出会う時,そこに起こる出来事こそがアートなのです。  
この展覧会は、作品との出会いをきっかけに、鑑賞者である私たちが、感覚や想像力を解放し、考えを巡らすことへと誘うものであるといえるでしょう。そうすることで、私たちは「芸術作品をつくる」ことができるのです。
さあ、芸術の喜びをみんなで分かち合いましょう!

For art is not a canvas covered with pigments or a piece of marble, beautifully carved. Art is what happens when images and people meet.This, therefore, is an invitation to see, to open our senses and our imagination and "to make art" by looking at artifacts from different eras, different cultures and different media.
Let's all share in culture's greatest wealth: the joy of art.

 

■Amelia Arenas アメリア・アレナス

美術史家、教育者、詩人、脚本家。日本語での著書に「なぜ、これがアートなの?」「人はなぜ傑作に夢中になるの―モナリザからゲルニカまで」、「みる・かんがえる・はなす―鑑賞教育へのヒント」、絵筆をとったレディ―女性画家の500年」、「MITE!ティーチャーズキット」(以上、淡交社)がある。(演劇の作品に関してはwww.fortuneaproductions.webs.comをご参照ください。)

Amelia Arenas is an art historian and educatior, she's also a poet and playwright. Her books in Japanese translation include, "Is This Art? A guide for the Bewildered," "The Masterpiece and Its Shadow," "A Brief History of Looking," "Woman at the Easel," and "MITE! A Teacher's Guide." (Tankosha Publishers, Tokyo.) For her work in the theater, see www.fortunaproductions.webs.com

 

基本情報

会期:2012年2月11日(土)~3月26日(月)
※会期中、作品保護のため一部作品の展示替を行います。[前期:3月12日まで/後期:3月14日から]
開館時間:10:00~18:30(展示室への入場は18:00まで)
休館日:毎週火曜日(ただし3月20日は開館)
会場:展示室D

観覧料:

    当日券
    企画・コレクション展セット
一般     500(400)
大学生     300(240)
高校生以下     無料

単位:円。

※( )内は20名以上の団体料金。
※小中高生の学校利用は入場無料
※障害者手帳保持者および介助者は入場無料。
主催:島根県立石見美術館、財団法人島根県文化振興財団、日本海テレビ、山口朝日放送

ゲスト・キュレーター:アメリア・アレナス(美術史家 元ニューヨーク近代美術館教育部講師)

監修:上野行一(帝京科学大学こども学部教授)/奥村高明(聖徳大学児童学部教授)

特別協力:島根県立美術館 協力:株式会社アールアンテル/日本写真印刷株式会社/株式会社ブックエンド

出品作品

 《洛中洛外図屏風(島根県美本)》 島根県企業局(島根県立美術館に寄託)

クロード・モネ 《アヴァルの門》 島根県立美術館

森村泰昌《光るセルフポートレート(女優)/赤いマリリン》島根県立石見美術館

 

 

アンリ・トゥルーズ・ロートレック 《ディヴァン・ジャポネ》 島根県立石見美術館

イヴ・サンローラン 《カクテル・ドレス、ケープ》 島根県立石見美術館

 

→「作品リスト」(PDFファイル:00KB)

特典~グループでmite!ね。

会期中毎日、3名以上のグループにて来場の方全員に、プレゼントを差し上げます!