イベント

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MUSEUM×THEATER vol.18 企画展「交歓するモダン 機能と装飾のポリフォニー」関連イベント
音楽会 「古典調律で奏でる音楽」

1910−30年代のデザインの動向を見つめる展覧会「交歓するモダン 機能と装飾のポリフォニー」にちなみ、当時のアーティストたちが耳にしていたであろう音楽を色々な調律の響きを通して想像するコンサートです。

音の高さを調節して整え、美しい響きが出せるようにすることを「調律」と言います。現代はピアノをはじめ様々な楽器において、世界中で同じように音が出せるよう、そしてどんな楽曲を演奏しても平均して美しくに聞こえるよう調整されますが、そうなったのは1950年代になってからのことです。かつては楽器の個性に合わせて、あるいは演奏する楽曲に合わせて、様々に調律された楽器を使っていました。その方法はかなりたくさんあるのですが、まとめて「古典調律」と呼ばれています。古典調律には現代の調律では得られない澄んだ響きやうねりの強い響きがあります。このコンサートではピアノやオルガンをいくつかの古典調律にして、聴き比べたり、その響きをいかした楽曲をお聴きいただきます。

いにしえの響きをたよりに、およそ100年前のヨーロッパへ、心を遊ばせてみましょう。

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企画展 「交歓するモダン 機能と装飾のポリフォニー」
2022年9月17日(土)-11月28日(月)
詳しくはこちら

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【日時】 9月23日(金・祝) 開演/13:30(13:00開場)

【会場】スタジオ1

【出演】歌島 昌智(ピアノ)、辺見 康孝(ヴァイオリン)、日野 博(ピアノ調律)

【入場料】(全席自由・定員50名)

前売一般1,500円 / 会員1,000円

当日一般2,000円 / 会員1,500円

※中学生以下無料(要事前申込:TEL 0856-31-1860)

※未就学児の入場不可。無料託児サービスあり。9月16日までに要申込(TEL 0856-31-1860)

※会員=ホール友の会会員、ミュージアムパスポート会員、グラントワ共通会員

※くつろいでお聴きいただくため座布団やクッションなどをご持参ください。

※車椅子での鑑賞をご希望の方は、グラントワまでお問合せください。

※チケット発売開始=8月13日(土)(窓口は9:00~、電話予約受付は12:00~ ※発売日のみ)

 

【プレイガイド】

島根県芸術文化センター「グラントワ」総合案内カウンター TEL:0856-31-1871

ローソンチケット(Lコード:63405)

 

<プログラム(予定)>

第1部 古典調律聴き比べ:レクチャーコンサート

色々な古典調律の聴き比べ

※ピアノの発展と調律の歩み(お話し)

 

第2部 ピアノとヴァイオリンの協奏

サティ「きざな気取り屋の上品なワルツ」

プーランク「愛の小径」

ラヴェル「マメールロワ」

シェーンベルク「ファンタジー」

バレエリュスゆかりの作曲家たち

(サティ、ドビュッシー、ストラヴィンスキーら)の主題を用いた即興

 

<歌島昌智  Masatoshi Utashima> (ピアノ)

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出雲在住のピアニスト、民族楽器奏者、作曲家。

ピアニストとしての活動を主軸に、アコーディオンや世界各国の民族楽器と声を駆使した音作りも追求、ダンスや演劇など舞台音楽も得意とする。2011年、島根県立古代出雲歴史博物館の企画展3部作のテーマ曲を制作し、これを含むアルバム『ゆにわ』をリリース。2016年、寺尾紗穂『わたしの好きなわらべうた』に参加、2019年にはピアノソロ・アルバム『糺ひし夢』を発表。近年はジャズを中心にした演奏活動や、作曲と即興演奏の間で音のすがたを探求しながら様々なスタイルの音楽家と共演し、ジャンルを超えた活動を展開する。また調律の世界に魅せられて実験的な演奏も行っている。

 

<辺見 康孝 Yasutaka Hemmi> (ヴァイオリン)

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現代の作品を得意とするヴァイオリニスト。松江市在住。

世界中で演奏活動を行い、国際音楽祭への招待参加も多数。2001年より2年間ベルギーを拠点に活動。帰国後はnext mushroom promotionや武生アンサンブルのヴァイオリニストとして精力的に演奏活動を行う他、ハープ奏者の松村多嘉代とのデュオ、X[iksa](イクサ)を結成し、オリジナル曲やオリジナルアレンジを手がけて新境地を開拓した。へんみ弦楽四重奏団を主宰し、2018年から本格始動。日本各地で演奏活動を続ける。一方、スタンフォード大学(アメリカ)などで行った現代奏法のレクチャーが好評を博し、作曲家の創作活動に刺激を与え続けている。2004年にMegadisc(ベルギー)からソロCDを、またX[iksa]でも数々のアルバムをリリースしているほか、多数のCD録音に参加している。

 

<日野 博 Hiroshi Hino>(ピアノ調律)
株式会社クラヴィーア代表。ピアノ調律師で古いピアノの修復も行う。出雲市平田に構えた「日野ピアノ調律工房」では、数々のピアノを分解・清掃・修繕・リニューアルし、復活させてきた。それぞれのピアノに似合う音を求めて、調律の深い森を探索している。一級ピアノ調律技能士、(一社)日本ピアノ調律師協会会員、スタインウェイ会正会員、ヤマハコンサートピアノ認定技術者。

 

【新型コロナウイルス感染症拡大防止のためのご案内とお願い】

●座席は原則間隔を空けてのご用意となります。また、会場内での会話はできるだけお控えください。

●ご来場の際は、原則マスク等の着用をお願いいたします。

●手洗い、手指消毒等の感染症対策にご協力下さい。

●発熱、咳など体調不良の症状がある方は、ご来場をお控えください。

●当日は受付時に検温を行い、37.5℃以上の発熱がある方はご入場をご遠慮いただきます。

●施設・会場にて感染発生があった場合、チケット購入時に頂いた個人情報について、保健所等の公的機関に提供する場合があります。

●急遽公演の中止や内容が変更となる可能性がございます。詳しい感染症対策や最新情報についてはグラントワホームページ等をご確認ください。

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