野村萬斎 狂言の夕べ
野村萬斎 狂言の夕べ
開催予定
チケット販売中
グラントワ開館20周年記念

野村萬斎 狂言の夕べ

日時
2025年5月16日
開場・開演・終演時間
開場 17:45 開演 18:30
会場
島根県芸術文化センター「グラントワ」 大ホール
グラントワ開館20周年記念
野村萬斎 狂言の夕べ
日時
2025年5月16日
開場・開演・終演時間
開場 17:45 開演 18:30
会場
島根県芸術文化センター「グラントワ」 大ホール

概要

開館20周年を記念し、狂言師、伝統芸能の継承者として、舞台・ドラマ・映画出演など、ジャンルを超えて活躍する野村萬斎が登場。現在でも特別な記念の催しなどで演じられる、五穀豊穣を願う舞「三番叟」を勤めます。本舞台と橋掛りを上手く使った狂言ならではの表現が人気の「六地蔵」とともに、出演者による分かりやすい解説を交えてお届けします。600年を超える伝統を誇るなごやかな笑いの芸術をご堪能ください。

日時:2025年5月16日(金) 開場 17:45 開演 18:30
会場:島根県芸術文化センター「グラントワ」 大ホール


※未就学児入場不可
※無料託児サービスあり。(5/9(金)までにグラントワまで要申込)
※車イス鑑賞エリア、赤外線補聴装置をご希望の方はグラントワへお問い合わせください。

料金(全席指定・税込)

S席 (前売)6,500円/(当日)7,000円
A席 (前売)5,000円/(当日)5,500円
高校生以下<S席・A席一律> (前売)3,500円/(当日)4,000円 ※当日年齢が確認できる証明書をお持ちください。

チケット発売

3月1日(土) 窓口・シマチケ10:00~ 電話予約12:00~(発売初日のみ)

チケット先行販売

オンラインチケット「シマチケ」 2月21日(金)10:00~2月28日(金)23:59

プレイガイド

島根県芸術文化センター「グラントワ」総合案内カウンター
TEL:0856-31-1871(営業時間 9時~18時/毎週火曜日休業)

オンラインチケット「シマチケ」
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演目

三番叟(さんばそう)

能楽の儀礼曲「翁(おきな)」の中で、狂言師の勤める役が「三番叟」です。常の能とも狂言とも違う、古風な様式を多く留めた神聖な曲とされ、現在でも、正月の初会や舞台披き、特別な記念の催しなどで演じられます。
まず露払いの千歳(せんざい)が舞った後、三番叟の舞となります。前段の「揉之段(もみのだん)」は、舞手自ら掛け声を発する力強い舞です。大鼓の勇壮かつ軽快な打ち出しとともに動き始め、場に「喜びありや」と陽気を与え、大地を踏みしめ、邪気を払い、畦道を作り、クライマックスの「烏跳び」という跳躍を頂点に躍動的に舞います。
その後、「黒式尉(こくしきじょう)」の面を着け、千歳との問答をはさんで、後段の「鈴之段(すずのだん)」を荘重に舞い始めます。鈴を手に、始めはゆっくりとしたテンポで足拍子を踏み、種まきのような所作を交えて舞いますが、鈴の音と囃子の演奏の響き合いとともに徐々にテンポが速まって行き、やがて最高潮に達します。
三番叟の舞は足拍子が多いため、三番叟を「踏む」という表現も使われます。足拍子は大地を踏み固める所作に通じるため、天下泰平を祈る翁の舞に対し、三番叟は五穀豊穣を寿ぐ舞と考えられています。まさに日本芸能の真髄というに相応しい、格式とダイナミックな躍動感を合わせ持つ舞です。

六地蔵(ろくじぞう)

田舎者が地蔵堂に六体の地蔵を安置しようと都に仏師を探しにいく。すると徒者(いたずらもの)のすっぱ(詐欺師)が声をかけてきて、自分こそが真の仏師であると偽り、翌日までに六地蔵をつくる約束をして田舎者と別れる。すっぱは仲間を呼び出し、地蔵に化けて田舎者をだますことにする。さて翌日、田舎者が地蔵を受け取りにやって来ると、地蔵は三体しか見あたらない。もう三体はどこにと問うと…。演者が所狭しと舞台を駆け回る賑やかな作品です。すっぱは田舎者をだまし通せるのでしょうか。本舞台と橋掛りを上手く使った、狂言ならではの表現もお楽しみ下さい。

出演者

野村 萬斎 のむら まんさい

1966年生。祖父・故六世野村万蔵及び父・野村万作に師事。重要無形文化財総合指定者。3歳で初舞台。東京芸術大学音楽学部卒業。「狂言ござる乃座」主宰。国内外で多数の狂言・能公演に出演する一方、現代劇や映画・テレビドラマの主演、『敦―山月記・名人伝―』『マクベス』『子�午線の祀り』「能 狂言『鬼滅の刃』」『ハムレット』はじめ古典の技法を駆使した作品の演出など、現在の日本の文化芸術を牽引するトップランナーのひとりとして幅広く活躍。94年に文化庁芸術家在外研修制度により渡英。芸術祭新人賞・優秀賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞、朝日舞台芸術賞、紀伊國屋演劇賞、毎日芸術賞千田是也賞、観世寿夫記念法政大学能楽賞、松尾芸能大賞等、受賞多数。2024年には坪内逍遥大賞を受賞。石川県立音楽堂アーティスティック・クリエイティブ・ディレクター。(公社)全国公立文化施設協会会長。

石田 幸雄 いしだ ゆきお

1949年生。野村万作に師事。重要無形文化財総合指定者。すでに数多くの優れた舞台歴を持つ「万作の会」の重鎮。『三番叟』『釣狐』『花子』等の大曲を既に披演し、国内外で狂言・能公演に多数参加、普及に貢献している。06年「雙ノ会」で芸術祭大賞、11年観世寿夫記念法政大学能楽賞受賞。大胆かつ緻密な演技で、古典はもとより『敦―山月記・名人伝―』『国盗人』(野村萬斎演出)など新しい試みの舞台でも存在感を見せる。23年より「狂言師『石田幸雄』のソロ活動」で一人舞台にも取り組む。普及公演での的確な解説にも定評がある。

チラシはこちら

お問合せ:島根県芸術文化センター「グラントワ」TEL:0856-31-1860

主催: 島根県・公益財団法人しまね文化振興財団(いわみ芸術劇場)・日本海テレビ

共催:芸術文化とふれあう協議会