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ご来館の前には、グラントワホームページにて最新の情報をご確認ください。
江戸時代後期の浮世絵師、葛飾北斎(かつしかほくさい・1760-1849)は、国内外で最も高く評価されている日本の絵師の一人です。90年に及ぶ生涯の中で、《冨嶽三十六景》などの錦絵(にしきえ)、『北斎漫画』や読本(よみほん)挿絵などの版本(はんぽん)、肉筆画(にくひつが)といった各ジャンルで、多種多様な作品を生み出しました。
北斎に関する個人コレクションの中で質、量ともに世界屈指の水準を誇っているのが、島根県津和野町出身の北斎研究者、永田生慈(ながたせいじ)氏(1951-2018)が蒐集した作品群です。総数2,400点近い「永田コレクション」は、2017年度に島根県に一括寄贈されました。
当館開館15周年を記念する本展では、「永田コレクション」の主要な作品約330点を前期・後期に分け、北斎の生涯と画業を紹介します。同コレクションは、本県西部では寄贈後初公開となります。
[会期]2020年9月26日(土)~11月23日(月・祝)
・前期:9月26日(土)~10月26日(月)
・後期:10月28日(水)~11月23日(月・祝)
※ほぼすべての作品が前期と後期で入れ替わります。
[開館時間]9:30~18:00(展示室への入場は17:30まで)
[休館日]火曜日(ただし11月3日は開館)、11月4日(水)
[会場]展示室D・A
[観覧料] ( )内は20名以上の団体料金
当日券 | 前売券 | ||
企画展 | 企画展・コレクション展セット | ||
一 般 | 1,000(800) | 1,150(920) | 900 |
大学生 | 600(450) | 700(530) | 500 |
小中高生 | 300(250) | 300(250) | 200 |
単位:円
※小中高生の学校利用は入場無料
※各種障がい者手帳をお持ちの方およびその介助者(1名様まで)は入場無料
※前売券は、ローソン各店(Lコード 61573)、グラントワ総合案内カウンターでお求めになれます。
[主催]島根県立石見美術館、しまね文化振興財団、山陰中央新報社、TSKさんいん中央テレビ
[特別協力]島根県立美術館
[協力]津和野町/津和野町教育委員会
[後援]芸術文化とふれあう協議会
◎企画展「北斎-永田コレクション名品展」チラシ は → こちら(PDFファイル:1.82MB)
◎企画展「北斎-永田コレクション名品展」鑑賞ガイド は → こちら(PDFファイル:5.53MB)
◎企画展「北斎-永田コレクション名品展」出品リスト は → こちら(PDFファイル:358KB)
◎企画展「北斎-永田コレクション名品展」TVCM は、以下のバナーをクリックしてご覧ください。
デビューから最晩年まで、画業全体を見通すチャンス!
多彩な作品により、北斎の魅力を味わいつくそう
※掲載作品はすべて島根県立美術館蔵(永田コレクション)
※北斎の年齢は満年齢ではなく「数え年」です。
《四代目岩井半四郎 かしく》安永8年(1779)[前期展示]
《鍾馗図》寛政5~6年(1793~94)[前期展示]
《亀》寛政10年(1798)[後期展示]
『北越奇談』文化9年(1812)[通期展示(ページ替えあり)]
『北斎漫画』(初編・初摺本) 文化11年(1814)[通期展示(ページ替えあり)]
《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》天保初期(1830~34)頃 [前期展示]
《冨嶽三十六景 凱風快晴》天保初期(1830~34)頃 [後期展示]
《百物語 こはだ小平二》天保2~3年(1831~32)頃 [後期展示]
『富嶽百景』(二編・初摺本)天保6年(1835)[通期展示(ページ替えあり)]
《赤壁の曹操図》弘化4年(1847)[後期展示]
当時の色彩がよくわかる、抜群の保存状態
江戸時代の津和野藩主・亀井家には「摺物(すりもの)」とよばれる、彫りや摺りにこだわった限定品の版画が多数所蔵されていました。
その中の北斎に関する作品が、永田コレクションに含まれています。今回は津和野藩主・亀井家に伝わった摺物も紹介します。
《曙艸(吉野山花見)》[津和野藩伝来摺物] 寛政9年(1797)[展示期間:10/28(水)~11/9(月)]
※津和野藩伝来摺物は約2週間ごとの展示替えとなります。
◎企画展「北斎-永田コレクション名品展」津和野町町長ごあいさつ は → こちら(PDFファイル:616KB)
過去に島根県立美術館で開催された故永田生慈氏の講演会映像(約90分)を、精細な作品画像と共に上映します。
あわせて永田コレクションの概要について、所蔵館の担当学芸員が紹介します。
[日時]2020年9月27日(日)14:00~16:00
[集合]グラントワ講義室(当日先着25名/聴講無料)
[講師]大森拓土(島根県立美術館 専門学芸員)
[料金]申込不要、参加無料
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、定員を通常の半分にしています。
舞踏集団 大駱駝艦 グラントワに見参!
江戸の画狂・葛飾北斎をテーマにしたオリジナルパフォーマンスを上演します。
日本独自の伝統と革新の融合によって誕生し、世界に認められた“HOKUSAI”と“BUTOH”が織りなす異色のコラボレーションにご期待ください。
[日時]2020年10月31日(土) 開場18:30/開演19:00(終演19:30予定)
[会場]島根県芸術文化センター「グラントワ」 中庭広場
[振付・演出・出演]村松卓矢(大駱駝艦)
[出演(大駱駝艦)]松田篤史、高桑晶子、荒井啓汰、谷口美咲子
[料金]入場無料(要事前申込) *申込方法等の詳細は →こちら
当企画展のWEB割引券をダウンロードできます。
◎「WEB割引券」(PDFファイル:239KB)