オペラシアターこんにゃく座 オペラ「あん」
世界中で翻訳され、樹木希林主演で映画にもなり、多くの人々の心に希望の光を灯してきたドリアン助川氏による小説が助川氏自身の台本でオペラになりました。2022年2月の初演以来、初めてのツアーで益田へやってきます。
今を生きるすべての人に<いのち>の意味を問いかける、こんにゃく座の新境地――オペラ「あん」を作曲家・寺嶋陸也のピアノで堪能できる機会をお見逃しなく!
[日 時]2023年12月24日(日)開場15:30/開演16:00
[会 場]グラントワ 小ホール
[入 場 料]
(全席指定・税込)
前売:一般3,500円/U25(25歳以下)2,000円
当日:一般4,000円/U25(25歳以下)2,500円
※未就学児の入場はご遠慮ください。
※無料託児サービスあり。12/17(日)までにグラントワへお申込みください。
※車いす鑑賞エリア、赤外線補聴装置をご利用の方はグラントワへお問い合わせください。
※グラントワ発行の500円券はご利用いただけます。
[チケット発売日]
10月12日(木) 10:00~
[プレイガイド]
・グラントワ総合案内カウンター Tel: 0856-31-1871(9:00~18:00 第2・第4火曜休館)※10月12日(発売初日)の電話受付は12:00から承ります。
・オペラシアターこんにゃく座 Tel: 044-930-1720(平日10:00~18:00)
お電話でご予約後、郵便振替でご入金ください。郵便振替番号:00120-6-137582 加入者名:オペラシアターこんにゃく座
[問 合 せ]
・島根県芸術文化センター「グラントワ」いわみ芸術劇場 Tel: 0856-31-1860
・オペラシアターこんにゃく座 Tel: 044-930-1720
[事業概要]
・ものがたり
季節は春。どら焼き屋『どら春』の店主・千太郎は鬱屈した日々をすごしている。そこへ、老婦人の徳江が働きたいとたずねてくる。一旦は申し出を断る千太郎だったが、徳江の作った<あん>の美味しさに心を動かされ雇うことに。<あん>の評判で店は繁盛する。ところが、徳江が療養所で暮らすハンセン病患者だという噂が流れ…。
原作・台本:ドリアン助川(ポプラ社刊「あん」より)
作曲:寺嶋陸也
演出:上村聡史
出演
千太郎:島田大翼
徳江:青木美佐子
ワカナ:飯野薫
奥さん:豊島理恵
森山:花島春枝
美咲:沖まどか
あかり:熊谷みさと
どんぐり:金村慎太郎
クラリネット:橋爪恵一
ピアノ:寺嶋陸也
◆オペラシアターこんにゃく座とは?◆
1971年の創立以来、日本語の新しいオペラの創造と上演活動を続け、昨年創立50周年を迎えました。言葉がはっきりわかるオペラを目指し、演出的にも斬新な発想を提示し続け、その成果は各方面から高い評価を得ています。
新作を含む東京主催公演の他、全国の小・中・高等学校、おやこ劇場、演劇鑑賞会等による公演をあわせ、毎年約200ステージを行っています。
撮影:前澤秀登
チラシPDF(5.6MB)
♬本作の作曲をされた寺嶋陸也さんから、公演に向けて特別メッセージが届きました!
ドリアン助川さんの小説《あん》は、樹木希林さん主演の映画で有名になりましたが、このたびオペラシアターこんにゃく座の上演のために、ドリアンさん自らが台本を書いてくださいました。こんにゃく座にとっては初めて、現代の日本が舞台となって、等身大の「私たち」が登場する物語です。オペラの舞台では、映画のようにさまざまな事物が具体的に描かれるわけではありませんが、歌と言葉、ピアノとクラリネットによる音楽が、美しい美術と照明に彩られながら物語をすすめていきます。個性的な登場人物のほかに、桜の木の存在が、じつは音楽の上でも重要な役割をはたします。
~益田公演に向けて~
グラントワの開館前から、合唱塾などに関わって足繁く益田に通わせていただきました。開館10周年の折にはオペラ《ヒト・マル》を作曲、指揮させていただくなど、益田とグラントワは私にとってなくてはならない大切なところとなりました。コロナと劇場の改修でしばらくご無沙汰して寂しい思いをしていましたが、このたび、オペラシアターこんにゃく座と一緒に、昨年初演したオペラ《あん》をグラントワで上演できるのは、この上ない喜びです。
ドリアンさんはじめスタッフ・出演者一同、もちろん作曲の私もこの舞台に自信を持っています。ぜひご覧ください!
寺嶋陸也
主催:オペラシアターこんにゃく座
共催: 島根県、(公財)しまね文化振興財団(いわみ芸術劇場)
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等活性化・ネットワーク強化事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会