展覧会

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澄川喜一《そりのあるかたち》制作年不詳

【コレクション展】
不可思議な絵とかたち

展示室C

基本情報

[会期]2024年6月27日(木)~9月7日(土) 

[開館時間]9:30~18:00(展示室への入場は17:30まで)

[休館日]毎週火曜日(8/13は開館)

[会場]展示室C

 

美術作品には、一見して「何が描かれているか」がわかるものと、そうでないものがあります。この「わからないもの」あるいは「わかりにくいもの」は、いわゆる「抽象芸術」という分野に分類される作品が多いのですが、例えばその対義語である具象(はっきりした形を備えているもの)とされる芸術作品のなかにも、なぜこのような形をしているのか、何が描かれているのか、視覚情報だけでは判断が困難な作品もあります。

しかし、実は、美術作品を鑑賞するうえで、何が描かれているか、背景を知ることは理解のひとつの要素ではありますが、全てではありません。こと抽象芸術に関しては、解説は単なる構成要素の知識か、誰かの解釈でしかなく、確定的な意味をなさない場合が多いです。表現に込められたテーマや主題は、個々が「自分の感想をもつこと」「なぜそうなっているのか考えてみること」でようやく見えてくる、自分なりの答えのようなものがあります。今回は「目で体験すること」で、不可思議な作品を解読していただくことを展示のねらいとしています。(作品総数約20点)

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